ピル｜クリニックファーストエイド

低用量ピルとは

低用量ピルのメリット

• 飲み忘れなければ、99％以上の避妊効果がある
• 服薬日の調整で、生理日を移動できる
• 月経痛や月経量を軽減できる
• 女性ホルモンのバランスを保ち、生理前のイライラや倦怠感が落ち着く
• 月経周期が安定する
• ニキビの改善ができる
• 子宮内膜症の進行を遅らせる
• がんのリスクを軽減できる　など

低用量ピルの副作用

不正出血

だらだらと少量の出血が続くことがあり、初めて内服した方の約15％に見られます。女性ホルモンのバランスによるものだと考えられており、1ヶ月ほどで治まります。
まれに3ヶ月以降も不正出血が見られることもあり、その場合は服薬の中止や薬の変更を検討します。

吐き気やむくみ

生活に支障を来たすほどではないものの、3割ほどの人が経験しています。ホルモンの働きによって妊娠したと勘違いし、つわりに似た症状が出てしまうことが原因です。夕食後や就寝前の服用、楽な姿勢を取るなどの工夫で落ち着く場合もありますが、まずは身体が慣れるまで続けてみることが大切です。
吐き気が強い時や、3ヶ月以上経っても続く場合は、ご相談ください。

血栓症

ピルの副作用で一番気をつけなければいけないのが血栓症です。血管の中の血液が固まり、血液の流れを止めてしまう病気で、重症例では呼吸困難や麻痺を伴います。
肥満や高血圧、糖尿病など、様々な要因が重なって起こると言われ、特に喫煙との関係が指摘されているため、当院では習慣的にタバコを吸っている方への処方をお断りしています。

低用量ピルを処方できない方

• 15歳未満40歳以上の方
• タバコを習慣的に吸っている方
• 以前ピルの使用でアレルギー反応が出た方
• 妊娠中あるいは授乳中の方
• 出産後・手術後1ヶ月以内の方、今後1ヶ月以内に手術をする方
• 子宮がん、乳がんと診断されたことがある方
• 閃輝暗点などの前兆のある片頭痛のある方
• 血栓を起こす病気のある方
• てんかんをお持ちの方
• トラネキサム酸（トランサミン）を長期で服用中の方　など

アフターピルとは

アフターピルは妊娠を希望していないにも関わらず、避妊しなかったり避妊に失敗したりした場合に緊急的に使用します。早くに服用するほど避妊効果は高くなるため、下記のような方はご相談ください。

• 避妊せず性交した
• 膣外射精など、正しい避妊とは言えない行為があった
• コンドームが破れた、外れた
• 排卵日前後に性交し、不安がある
• 経口避妊薬を飲み忘れていた

生理日移動用ピルとは

月経移動ピルとは、「ホルモン剤（主に中用量ピル）」を一時的に内服することで、予定された月経の時期を早めたり遅らせたりする方法です。

こんな方におすすめです

• 海外旅行や温泉旅行など、大切なイベントと生理が重なりそうな方
• 結婚式やスポーツ大会などに集中したい方
• 受験・試験・出張など、精神的・身体的に負担を減らしたい方

月経を「早める」方法

生理が始まる前の前周期の黄体期（生理が来る2週間ほど前）からピルを内服し、服用終了後数日で生理を起こす方法です。
予定日の少なくとも3〜4週間前までに受診が必要です。

月経を「遅らせる」方法

月経予定日の5〜7日前からピルを開始し、生理を避けたい日まで服用を続けることで、生理を後ろにずらします。
遅らせたい日の1週間以上前には受診してください。

受診のタイミング

• 生理を早めるか遅らせるかによって、受診の時期が異なります。
• できるだけ早めのご相談（遅くとも予定の2〜3週間前）をおすすめします。　など

料金一覧

低容量ピル

マーベロン	2,500円/月～ （税込 2,750円/月～）
トリキュラー	2,500円/月～ （税込 2,750円/月～）
マーベロン28	2ヶ月	5,000円 （税込 5,500円）
	3ヶ月	7,800円 （税込 8,580円）
	6ヶ月	15,000円 （税込 16,500円）
トリキュラー28	2ヶ月	5,500円 （税込 6,050円）
	3ヶ月	7,800円 （税込 8,580円）
	6ヶ月	15,000円 （税込 16,500円）

生理日移動用ピル

プラノバール	5,200円 （税込 5,750円）

アフターピル

120時間有効ピル＋吐き気止め	8,800円 （税込 9,680円）