神田・日本橋の内科・皮膚科・アレルギー科

かぜ(風邪)

かぜ(風邪)の症状

かぜ(風邪)は、ウイルス感染症であり、主に鼻や喉の粘膜に影響を与える病気です。以下は、かぜの一般的な症状と対処法に関する情報です。

【画像】せき込む女性
  1. 鼻づまりとくしゃみ
    • 症状:鼻づまり、くしゃみ、鼻水が出ることがあります。
    • 対処法:適切な風邪薬を使用し、喉を潤すために水を摂りましょう。また、清潔なティッシュペーパーを使って鼻をかみましょう。
  2. 喉の痛み
    • 症状:喉が痛むことがあります。
    • 対処法:温かい水やうがいぐすりを使ったうがいや、のど飴を吸うことで喉の不快感を和らげることができます。
    • 症状:乾いた咳や痰が出ることがあります。
    • 対処法:休息をとり、のどを保湿するために加湿器を使用したり水を十分に飲みましょう。咳止め薬を使用するのが最も効果的です。
  3. 発熱
    • 症状:高い体温、寒気があることがあります。
    • 対処法:体温計を使用して体温を測定し、熱がある場合は安静に過ごし、脱水にならないように水分補給を行いましょう。必要に応じて解熱剤を使用します。
  4. 疲労感
    • 症状:体力が落ち、疲れやすいことがあります。
    • 対処法:十分な休息と睡眠が重要です。ストレスを避け、体力を回復させましょう。
  5. 症状が悪化する場合
    • もし症状が悪化し、高熱や呼吸困難(息苦しさ)などの重篤な症状が現れた場合は、医師の診察を受けることが必要です。

かぜ(風邪)の予防

かぜの予防には、手洗いやうがい、マスクの着用、健康的な生活習慣の維持が大切です。

かぜは通常、自宅での休息と適切な対処法で回復しますが、持続的な症状や合併症がある場合は、医師に相談しましょう。また、風邪の症状が長期間続く場合は、他の病気が隠れている可能性もあるため、医師の診察が必要です。

かぜ(風邪)の原因と感染経路

かぜ(風邪)は、ウイルス感染症であり、主に以下のウイルスによって引き起こされます。

  1. ライノウイルス
    • 原因:ライノウイルスが最も一般的にかぜの原因とされています。
  2. コロナウイルス
    • 原因:一部のかぜは、コロナウイルスによって引き起こされます。新型コロナウイルス(COVID-19)もコロナウイルスの一種ですが、通常のかぜとは異なり、高い感染力を持ちます。
  3. アデノウイルス
    • 原因:アデノウイルスは、かぜの原因となることがあり、いろいろなウイルスのタイプがあります。中には幼稚園や学校のプールを介して感染ることがあり、俗にプール熱と呼ばれます。高熱と微熱が変動しながら咽頭炎・扁桃炎に加えて結膜炎の症状を呈します。

感染経路

かぜのウイルスは、感染者がくしゃみや咳をすることで空中に飛散し、他の人がそれを吸い込むことで感染が広がる空気感染という感染様式をとります。また、直接触れた手を口や鼻に触れることによっても感染が広がります。

かぜ(風邪)の予防

かぜの予防には、以下の対策が効果的です。

  • 手洗い:頻回の手洗いはウイルスの感染を防ぎます。石けんと温水でしっかりと洗いましょう。
  • うがい:のどをうがいすることでウイルスを除去できます。うがい薬を使用すると効果的です。
  • マスク:感染者や感染の疑いがある場合、マスクの着用が感染拡大を防ぎます。
  • 健康的な生活習慣:十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動は免疫力を高め、かぜに対する抵抗力を向上させます。

かぜは通常、自宅での休息と適切な対処法で回復しますが、症状が長引く場合や深刻である場合は、医師の診察を受けることが必要です。また、かぜが他の病気に進行する可能性もあるため、適切な対処が大切です。

かぜ(風邪)の検査

かぜ(風邪)の症状が現れた場合、適切な検査を受けて、病原体がどのウイルスによるものか確認することが重要です。以下に、かぜの検査に関する情報を提供します。

かぜ(風邪)の症状

かぜの症状には、くしゃみ、咳、鼻水、喉の痛み、倦怠感、発熱などが含まれます。これらの症状が現れた場合、かぜの可能性があることを考えることが重要です。

かぜ(風邪)の検査方法

  • 臨床診断:かぜの症状が明らかである場合、通常、臨床医師は病歴を確認し、症状を評価することでかぜの診断を行います。深刻な病状を引き起こしたり、感染力の強いウイルス以外のウイルス検査は行われないことがあります。
  • ウイルス検査:新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスなど症状が重篤化したり、感染力が強いウイルスが疑われた場合、重症な場合や合併症が懸念される場合、医師はウイルスの検査を実施することがあります。この検査は、鼻腔咽頭の粘膜からの採取物を用いての抗原検査もしくはウイルスの遺伝子を検出するPCR検査が一般的です。

かぜ(風邪)の検査のタイミング

かぜの症状が現れてからウイルス検査を行う場合、通常、感染から24時間後が最適です。発熱直後はウイルス量が十分に増えていない場合があり、例えば、インフルエンザウイルスに感染していても、迅速検査で陰性に出てしまうことがあります。 発熱して12時間~24時間すると体内のウイルス量が十分に増え、 迅速検査で陽性と確認できます。 そのため、確実なのは発熱して24時間たった時点であると考えると良いでしょう。

かぜ(風邪)の治療


ウイルスを死滅させる特効薬が存在しないので、それぞれの症状を抑える対症療法が中心となります。基本的には休息、適切な水分補給、症状の緩和薬の使用などが一般的です。感染が肺炎や気管支喘息の増悪などの合併症を引き起こす可能性がある場合、医師から処方される薬物治療も行われることがあります。

かぜの症状が重症である場合や、他の健康問題を抱えている場合、医師の診察を受けることをお勧めします。また、かぜの予防には、手洗いやマスクの着用、感染者との接触の避け方が重要です。

かぜの症状が現れた場合は、医師の指導に従い、適切な対策を取ることが大切です。

医療機関への受診、検査をお勧めする指標
  • 37.5度を超える発熱
  • 黄色や緑色の鼻汁、痰(細菌による二次感染が疑われるため)
  • 喘息などの慢性呼吸器疾患、糖尿病、心疾患などの基礎疾患を持っている場合(重症化しやすいため)
  • 関節痛・筋肉痛が強くありインフルエンザが疑われる場合
  • 味覚、嗅覚などが異常な場合(新型コロナウイルス感染症が疑われるため)
  • 症状が10日以上継続する場合(他の呼吸器疾患などが疑われるため)・症状が深刻か、いつものかぜでない場合

医師の診察

重症なかぜの場合、高熱が持続する場合、呼吸が困難な場合、または他の健康問題を抱えている場合は、医師の診察を受けることをお勧めします。医師は必要に応じて適切な薬物治療を提供します。

かぜは通常、自己限定的で、適切なケアを受けることで回復することが多いです。しかし、感染拡大を防ぐために予防策を実践し、症状が重症化する場合は医師の指導に従いましょう。

クリニックファーストエイドでは発熱外来があり、コロナ禍でもかぜの診療を行っております。各種検査も充実しており、少しでも症状があり早く症状を治めたい、症状を悪化させないようにしたい、そんな方は受診をお勧めいたします。

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