東京都千代田区の内科・皮膚科・アレルギー科

肺炎

肺炎

肺炎の症状

肺炎は肺の感染症で、症状は感染の原因や患者様の年齢、免疫状態によって異なります。以下に、肺炎の一般的な症状を紹介します。

  • 発熱:肺炎患者様は通常、高い発熱が見られます。発熱は体の免疫反応の一部として現れ、病原体との闘いを示す兆候です。
  • :乾いた咳や粘液の痰が肺炎の症状としてよく見られます。喉に刺激があることが原因で咳が起こります。
  • :肺炎の痰は通常、黄色や緑色で、感染による炎症を示すことがあります。
  • 胸痛:肺炎によって肺の中の空気が制限され、胸痛や不快感が生じることがあります。
  • 息切れ:肺の炎症によって酸素供給が制限され、息切れが起こることがあります。特に高齢者や免疫力が低下している人によく見られます。
  • 倦怠感:肺炎は体力を奪う病気であり、倦怠感や全身のだるさが現れることがあります。
  • 寒戦:発熱と共に、寒戦や身体の震えが生じることがあります。
  • 筋肉痛:筋肉痛、関節痛が起こることがあります。

肺炎の症状は、細菌、ウイルス、真菌などによる感染の種類によっても異なります。症状が出た場合、診断と原因を知るためにの検査、早期治療が不可欠です。肺炎は重篤な疾患であるため、医師の指導の下で治療を受けることが大切です。また、高齢者、免疫力の低下した患者様、慢性疾患を持つ患者様は特に注意が必要です。

肺炎の原因

肺炎は、さまざまな原因によって引き起こされる肺の感染症です。主な原因として以下の要因が考えられます。

  1. 細菌感染:細菌が肺組織に感染し、炎症を引き起こすことが肺炎の一般的な原因です。肺炎球菌やヘモフィルスインフルエンザ菌などが肺炎を引き起こすことがあります。
  2. ウイルス感染:インフルエンザウイルスや呼吸器合胞ウイルス(RSV)などが、肺炎の原因となることがあります。特に子供や高齢者に影響を与えやすいです。
  3. 真菌感染:カンジダやアスペルギルスなどの真菌が、免疫力が低下した患者様に感染することがあります。真菌肺炎は比較的まれですが、一度かかってしまうと治療が難しい場合もあります。
  4. 化学物質や異物の吸引:肺に異物や化学物質が吸引されることによって、肺炎を引き起こすことがあります。異物の吸引を誤嚥と呼び、これは特に幼児や認知症患者様によく見られます。
  5. 免疫力の低下:免疫力が低下した患者様は、細菌やウイルスに対する免疫が弱まり、肺炎にかかりやすくなります。HIV/AIDSやがん治療などが原因となることがあります。
  6. 他の慢性疾患:慢性疾患を持つ患者様(心臓病、糖尿病、慢性閉塞性肺疾患など)は、肺炎にかかりやすく、重症化しやすいです。
  7. 喫煙:喫煙者は、喫煙によって呼吸器の粘膜が傷つき、感染症に対する抵抗力が低下します。これにより肺炎のリスクが高まります。
  8. 風邪や上気道感染:通常、風邪や上気道感染が肺炎に繋がることはまれですが、一部の患者様で二時的に肺炎に進行することがあります。

肺炎の原因は多岐にわたりますが、早期の診断と治療が重要です。特に高齢者や免疫力の低下した患者様は、肺炎に対する注意が必要です。肺炎のリスク要因を理解し、予防策を講じることが重要です。

肺炎の検査方法

肺炎の症状が疑われる場合、医師は検査を実施して適切な診断を行います。以下は、肺炎の検査方法についての詳細です。

  1. 身体検査:医師は患者様の症状や聴診を通じて肺炎の可能性を評価します。呼吸音や発熱、咳、胸部の痛みなどが確認される場合、肺炎の疑いが高まります。
  2. 胸部X線:胸部X線は、肺の異常を視覚化するために使用されます。肺炎の炎症や浸潤を確認するのに役立ちます。胸部X線の結果は、肺炎の診断に重要です。当院でも肺炎の疑いがある患者様には胸部X線検査を行なっております。写真は肺炎のある方の胸部X線です。他の部分に比べてX線の透過性が悪くなり病変部は白く写ります。
    【画像】肺炎
  3. 血液検査:血液検査は炎症マーカーや感染指標を調べるのに役立ちます。白血球数の増加やC-反応性タンパク質の上昇は、感染症の兆候として示唆されます。また、血液検査は抗生剤などで治療を行なった後の治療の効果判定にも使用されます。
  4. 痰の検査:患者様からの痰のサンプルを調べることで、感染症の原因菌を特定することができます。これにより、特定の抗生物質の使用が検討されます。
  5. 気管支鏡検査:進行した場合や肺炎の原因が特定できない場合、気管支鏡検査が行われることがあります。これにより、気管や肺の内部を観察したり、異常を評価します。また、気管支にある痰を採取してそれを培養し、原因菌の特定もできます。
  6. CTスキャン:一部の症例では、胸部CTスキャンが必要となります。胸部X線に映らない僅かな病変も捉えることが可能です。より詳細な画像を提供し、肺炎の診断と重症度の評価に役立ちます。
  7. 血液ガス分析:重度の肺炎患者様では、血液ガス分析が行われることがあります。これにより、酸素レベルや二酸化炭素レベルが測定され、重症度の判定や治療計画に役立ちます。

肺炎の検査は、診断の早期確立と適切な治療のために不可欠です。症状が続く場合、医師の指導に従い、必要な検査を受けることが重要です。肺炎は早期に治療されれば、合併症のリスクを減少させることができます。

肺炎の治療方法

  • 抗生物質:細菌性肺炎の治療には、医師が処方する抗生物質が必要です。正しい種類と投与量の抗生物質を使用することが肺炎の治療成功の鍵です。
  • 休息:肺炎の治療中は、十分な休息が不可欠です。充分な睡眠と休養は免疫力を高め、回復を促進します。
  • 水分摂取:肺炎の症状に伴う発熱や喉の痛みにより、脱水症状が起こることがあります。水分補給を十分に行いましょう。
  • 症状の緩和:咳や発熱、喉の痛みを和らげるため、解熱剤や咳止め薬を使用することができます。これによって辛い症状の緩和を図ります。
  • 酸素療法:重症な肺炎の場合、酸素療法が必要なことがあります。酸素供給は呼吸を助け、酸素レベルを正常に保つのに役立ちます。

予防策

肺炎は感染拡大しやすい疾患です。予防策として、インフルエンザワクチン接種、手洗い、マスクの着用、感染源との接触の避け方に注意しましょう。

肺炎は個人差があり、治療には時間がかかることがあります。症状が重症化したり持続したりする場合は、速やかに医師の診察を受けることが大切です。適切な治療とケアを受け、回復に向けて努力しましょう。

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