アレルギー科について
アレルギーの症状全般を診察します。お気軽にご相談ください。
アレルギー科の症状
- 咳
- 鼻づまり
- 鼻水
- 皮膚の痒み
アレルギー科で対応する疾患
当院の検査
- 血液アレルギー検査(Mast36)
アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎とは
アレルギー性鼻炎とは、透明のさらっとした鼻水、鼻づまり、発作的で連発するくしゃみの3つの症状を主とするアレルギー疾患です。室内のホコリ、ハウスダストや花粉などのアレルギーの原因となる物質(アレルゲン)に対し、自分の免疫が過剰に反応してしまうことで起こります。アレルギー性鼻炎には、スギ花粉やヒノキ花粉などが原因となり、毎年同じ季節に起こる季節性アレルギー(花粉症)、ハウスダストなどが原因となり、季節に関係なく年間通して起こる通年性アレルギー性鼻炎と言ったりもします。
症状
- 鼻水
- 鼻詰まり
- くしゃみ
アレルギー性鼻炎の原因
アレルギー性鼻炎はアレルギー疾患の一つであり、アレルギーの原因物質にさらされることで、人間の体に備わっている免疫が、本来無害であるはずのものに過剰に反応して起こります。その結果、炎症によって鼻づまり、原因物質を体の外に出そうとして、鼻水やくしゃみが起こります。原因物質としては、花粉などの季節性のものとハウスダストなどの通年性のものとに分けれらます。
春の代表的な花粉といえばスギ(2〜4月)やヒノキ(3〜5月)ですが、スギは冬から飛びはじめます。また、夏はシラカンバ(4〜6月)、秋はブタクサ(8〜10月)やカナムグラ(9〜11月)など、地域によって異なりますが、季節性アレルギー性鼻炎を引き起こす花粉は一年中飛んでいます。花粉以外ではハウスダスト(ホコリ)、ダニ、、イヌ、ネコ、カビなど環境に起因する原因物質が挙げられます。原因となる物質によって季節性に症状が出現するか、通年で症状が出現するか決まります。
アレルギー性鼻炎の診断
問診から、鼻水、鼻詰まり、発作的で連続的なくしゃみなどの症状、毎年症状が出る時期、花粉以外のアレルギーの有無などをお伺いします。問診から診断がつくことが多いですが、今まで花粉症がなかった方、風邪などと鑑別がつきにくい方など必要に応じて検査をお勧めすることもあります。
・花粉症を起こす代表的な植物とその花粉の飛散時期
アレルギー血液検査
検査によってわかるのは大きく3つです
①アレルギーが起こっていると増加する好酸球の値によって今現在起きているのがアレルギーの症状なのか判定します。
②非特異的IgE抗体の測定によってアレルギー体質であるかどうかを判定します。
③表のように個々の物質に対してアレルギーがあるかを判定します。0から6までで判定され、個々の物質に対してのアレルギーの程度がわかります。
アレルギー性鼻炎の治療法
① 環境の整備
最も大事なことはアレルゲンの除去です。通年アレルギーの原因であるハウスダストやダニには、こまめな掃除が有効です。また家具を選ぶ段階ではほこりのたまりやすいカーペット、布貼りのソファなどは避けた方が良いでしょう。寝具の定期的な交換も重要です。花粉などの季節性アレルギーに対しては、シーズン中は窓を閉め切る、外出時のマスク、メガネ・サングラスなどのアイウエアの着用が効果的です。
② 薬による対症療法
症状によって薬を使い分けます。基本になるのは血液中に放出されたアレルギー症状を引き起こす物質を抑える抗ヒスタミン薬、ロイコトリエン拮抗薬などの内服薬です。抗ヒスタミン薬は10数種類もあり、強さや眠気などの副作用の出現頻度がそれぞれ違います。症状やライフスタイルによって使い分けをしていきます。内服薬だけで症状が完全におさまりにくいこともあり局所療法として点眼薬、点鼻薬も使用します。これらは毎日継続的に使用することによって、症状が出現したとしても軽症ですみます。
③ 舌下免疫療法(減感作療法)※保険診療
- アレルギーを根本的に解決できる治療です。スギ花粉とダニにアレルギーがある方のみに適応があります。
どうせお薬を服用するなら治る方向に向かいたいという方にオススメです!スギやダニから抽出したエキスを錠剤にして内服していただきます。毎日内服することで自分の体がダニやほこり、花粉を感知しなくなります。継続の目安は3年間ですが、使用し始めた次のシーズンからアレルギー症状が和らいだり、アレルギーのお薬を使用しなくて良くなることもあり、治療効果の実感がすぐに持てるので継続しやすいです。どうせお薬を飲むなら治る方向に向かった方が良いという方への治療です。内服終了後、10年くらいは治療効果が持続します。また、花粉症以外のアレルギーに悩まれている方でも、こちらの治療をやることにより改善する可能性がございますので、まずは治療の適応があるかを確かめるために、血液アレルギー検査を受けることをお勧めいたします。治療開始は月1回の受診でお薬を継続していきます。2回目以降はオンライン診療での受診が可能でお薬がご自宅に郵送されます。保険診療で月に2,000円程度で治療できるので継続しやすいです。
アレルギー性結膜炎
アレルギー性結膜炎とは
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症状
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原因
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検査
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治療法
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副鼻腔炎
副鼻腔炎とは
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症状
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原因
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検査
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治療法
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金属アレルギー
金属アレルギーとは
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症状
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原因
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検査
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治療法
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喘息
喘息とは
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症状
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原因
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検査
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治療法
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花粉症
花粉症とは
花粉症とは、鼻腔内に入ってきた植物の花粉に対する免疫反応によって鼻水や鼻詰まり等の症状が引き起こされることをいいます。発症する機序としては、花粉(アレルゲン)が鼻腔内の粘膜に付着すると、体内で抗体が作られ、マスト細胞という細胞に結合します。この過程で、アレルゲンとして認識されます。その後再びアレルゲンが侵入すると、マスト細胞からヒスタミンなどのアレルギー性物質が放出されることにより鼻水等のアレルギー反応が引き起こされます。
また、花粉症の他にダニなどのアレルゲンによって引き起こされる鼻炎は通年性アレルギー性鼻炎と呼ばれます。最近では花粉症と通年性アレルギー性鼻炎の併発や、複数の花粉に反応する花粉症など、ほぼ一年中症状に悩まされるという人も少なくありません。
症状
- くしゃみ
花粉が鼻の中に入ると、すぐにくしゃみが出てきます。家から外に出て数分以内にくしゃみが連発したら、花粉症の可能性が考えらます。 - 鼻水・鼻詰まり
鼻みずの状態は、水のようにさらっとして透明であることが多いです。何気なくうつむいたら、水のような鼻みずがたれた……なんてこともあります。また、鼻詰まりを併発することもあります。また、頭痛や倦怠感で不調を訴える方もいます。
このほか、目のかゆみや充血などのアレルギー性結膜炎の症状やのどのイガイガ感、せきなどの咽頭の異常も出ることがあります。これらの症状が花粉の飛散時期に起こり、2週間以上続く場合は、花粉症を強く疑いましょう。通常、花粉症の場合発熱することはまれで、発熱してもごく微熱です。
花粉症では症状が強くなる時間帯があります。朝起きたときと、花粉の飛散量が多い昼頃と夕方に、くしゃみが連発する、何度も鼻をかまなくてはいけない、など症状が強くなる時間帯があるのが特徴的です。逆に雨の日は飛散が抑えられる傾向にあります。
時期
スギ花粉症が有名ですが、下記のように冬から初夏と長い期間に渡り飛散しています。早い方ですと1月の下旬から症状を感じ始めます。
検査
- 血液アレルギー検査(MAST36)
当院のアレルギー検査では、花粉症をはじめ、食物アレルギー、ダニやハウスダスト、犬猫など合計36項目のアレルギーについて調べることができます。以前に検査を受けた方も、アレルギー陽性の項目は3年程度で変化していきますので、前に問題なかった方でも、あれっと思った症状があれば検査をお勧めいたします。
治療法
- 対症療法
- 抗ヒスタミン薬
花粉症に対して最もポピュラーなお薬の種類です。10種類以上も種類があり、それぞれ強さ、眠気などの副作用の出る頻度が違います。
血液中のヒスタミンの働きを抑えることで症状を改善する薬です。 - 作用機序
ヒスタミンは、アレルギー反応などを引き起こす体内の神経伝達物質のひとつです。ヒスタミンH1受容体へ作用することでアレルギー症状を引き起こします。抗ヒスタミン薬はH1受容体とヒスタミンが結合するのを邪魔することによりヒスタミン作用を抑えます。 - 副作用
- 精神神経系症状(眠気など)
眠気や倦怠感が現れることがあります。 - 消化器症状
口渇、吐き気、便秘などがあらわれる場合があります。
- 精神神経系症状(眠気など)
- 抗ヒスタミン薬
- 根治療法
- 舌下免疫療法
アレルギーを根本的に解決できる治療です。スギ花粉とダニにアレルギーがある方のみに適応があります。
- 舌下免疫療法
舌下免疫療法を行うとアレルギー体質自体が改善してくることがあります。花粉症以外のアレルギーに悩まれている方でも、これをやることにより改善する可能性がございますのでまずは治療の適応があるか確かめるために、血液アレルギー検査を受けることをお勧めいたします。
舌下免疫療法(スギ・ダニ)
対象となる方
- 5歳以上のスギもしくはダニにアレルギーが陽性の方
(当院でアレルギー検査を受けていなくても1年以内の検査結果をお持ちいただければ治療を開始いただけます)
治療期間中の注意
処方のため基本的に毎月の受診が必要ですが、保険を使って治療を行うことができます。費用は約2,000円/月です。
ご希望の方は、2回目以降であれば、オンライン診療による処方も可能で、お薬がお家に届きます(配送料無料)
治療の流れ
01.ご予約
Web予約でご案内がスムーズです
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02.ご来院、検査
診察から検査終了まで10〜15分程度です
▼
03.1週間後以降で検査結果を聞きに来ていただき、その日から治療開始できます
治療開始時期・費用
- スギ花粉症の治療(シダキュア) スギの花粉飛散時期はアレルギー症状が強く出てしまうため開始できません。5月中旬~年末の間に治療開始となります。 (アレルギー検査はいつでも検査可能です)
- ダニアレルギーの治療(ミティキュア) スギアレルギーの陽性結果が出れば即時開始可能です。
処方のため毎月の受診が必要ですが、保険を使って治療を行うことができます。
費用は約2,000/月程度です。ご希望の方は、2回目以降であれば、オンライン診療による処方も可能で、お薬がお家に届きます(配送料無料)