
急に熱が出たとき、最初に何科を受診すべきか迷っていませんか。熱で体がつらいときほど、落ち着いて判断するのは難しいものです。
本記事では、大人がまず相談すべき内科や発熱外来の特徴に加え、当日受診できる時間の目安や受付の流れを解説します。
事前に検査手順や持参すべき情報を把握しておくと、来院時の体力消耗を抑えられるといえます。迷わず適切な医療機関へアクセスでき、早期の体調回復につながる可能性が高まります。
発熱は何科に行く?大人はまず内科(発熱外来)へ

大人が発熱したときの受診先は、全身を幅広く診療できる内科や発熱外来が適しています。 発熱の原因は、かぜやインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、尿路感染症など多岐にわたります。 内科は特定の臓器に限らず身体全体を診察できるため、原因が特定できない段階の相談先として適しているといえます。
新型コロナの5類移行後は、一般の医療機関で診療する体制に
新型コロナの5類移行後は、指定機関だけでなく、身近な一般の医療機関で診療を受けられる体制へと変わりました。 東京都新型コロナ相談センターは令和6年3月31日をもって終了し、現在は通常の医療提供体制の中で診療が行われています※。
制度移行に伴う変化について、下表にまとめました。
| 項目 | 移行前 | 5類移行後(現在) |
|---|---|---|
| 診療場所 | 指定された一部の医療機関 | 広く一般的な医療機関 |
| 相談体制 | 自治体の専用相談窓口など | 通常の医療提供体制 |
現在は受診先が広がった一方で、感染対策のルールや受付手順は医療機関ごとに異なります。 受診を希望する際は、あらかじめ各クリニックのウェブサイトなどで対応方法を把握しておくことが大切と考えられています。
発熱外来とは発熱のある人を受け付ける外来
発熱外来とは、発熱やせきといった感染症の疑いがある方を対象に、安全に診療を行うための専門外来です。
発熱外来で対応している主な症状は、次のとおりです。
- 発熱や寒気(悪寒)
- のどの激しい痛み、せき、鼻水
- 強い体のだるさ(倦怠感)、関節痛や筋肉痛
- 吐き気、下痢などの胃腸症状
医師が必要と判断した場合は、病原体を特定する迅速検査や、つらい症状を緩和する薬の処方が行われます。 感染対策として予約制をとっているクリニックも多いため、来院方法を事前に調べておくと安心といえます。
子どもの発熱は小児外来・小児科へ
子どもの発熱は、成長段階に応じた専門的な診療が必要となるため小児科や小児外来を受診することが基本です。 当院には小児外来があり、お子さまの発熱も受け付けています。 平日は21時まで、土日祝日も18時まで診療しています。
子どもが小児科を受診すべき理由は、以下のとおりです。
- 小児特有の病気や容態の急変に詳しい医師が診察する
- 年齢や体重に合わせた精密な薬の処方が行える
- 小児用の検査機器や処置に適した設備が整っている
一般的な内科クリニックでは、診療対象を15歳以上や高校生以上に限定している場合があります。 受診先を探す際は、その医療機関が何歳から対応しているかを事前にウェブサイトなどで確認しておくと確実といえます。 当院は内科と小児外来の両方があり、大人もお子さまも同じクリニックで受診できます。
すぐに受診すべき発熱のサインと迷ったときの相談先
すぐに受診すべき発熱のサインと迷ったときの相談先を知ることは、重症化を防ぎ適切な治療へつなげるために重要です。 熱そのものよりも、一緒に出ている症状に重い病気のサインが隠れていることがあります。 自力で様子を見るのではなく、危険な兆候を見極めて専門の相談窓口を活用する判断が求められます。
高熱が続く・呼吸が苦しい・意識状態がおかしいときは早めに受診
高熱が続く・呼吸が苦しい・意識状態がおかしいときは早めに受診すべき緊急性の高いサインといえます。 全身の血流や呼吸機能、脳の働きに深刻な負担がかかっている可能性があります。
特に注意すべき危険な兆候を、以下のとおり整理しました。
高齢者や基礎疾患(心臓病や糖尿病など)がある方は、熱が高くならなくても重症化する場合があります。 普段と比べて受け答えがおかしいと感じた段階で、早めに医療機関へ相談することが賢明と考えられています。
救急車を呼ぶか迷ったら「♯7119」
救急車を呼ぶか迷ったら「♯7119」に電話をかけることで、受診の緊急性を専門家に判断してもらえます。 ♯7119は、急な体調不良の際に救急車の要請や受診を迷ったときに利用できる電話相談窓口とされています※。 消防と医療が連携しており、医師や看護師などの専門スタッフが状況を詳しく聞き取ってくれます※。
窓口で相談できる支援内容は、次のとおりです。
- 症状の緊急度や、救急車を呼ぶべきかの判断と助言
- 自宅ですぐに行える応急手当の具体的な方法
- 状態に合わせた診療科や、現在診療している医療機関の案内
東京都においては東京消防庁がこの事業を実施しています※。 突然の意識障害や激しい呼吸困難など、命に関わる明らかな異変がある場合は迷わず119番通報を行ってください。
夜間や休日の受診先の探し方
夜間や休日の受診先の探し方は、公的な医療情報システムや自治体の窓口を正しく使い分けることが近道です。 時間外は診療を行う医療機関が大幅に減るため、事前確認なしに向かうと受診できない事態が起こり得ます。 受け入れ状況や診療時間をあらかじめ把握したうえで、落ち着いて行動する必要があります。
夜間や休日に受診先を見つける主な手段を、下表にまとめました。
| 探す手段 | 特徴と活用方法 |
|---|---|
| 自治体のホームページ | ・当番医や地域の休日急患診療所の情報を掲載 ・各自治体の最新情報が確認可能 |
| 医療情報ネット | ・国が提供する全国の医療機関検索システム ・夜間や休日に対応する近隣の病院を検索可能 |
| ♯7119などの相談窓口 | ・救急車を呼ぶべきか、すぐ受診すべきかを相談 ・適切な診療科や医療機関を案内 |
受診を決める前には、各医療機関の受付終了時刻や発熱外来の対応状況を電話で確認しておくと安心です。 移動手段の確保が難しい場合や体調の急変が心配なときは、無理をせず専門窓口へ相談することが望ましいといえます。
受診するタイミングの目安

受診するタイミングの目安は、体温の数値だけでなく発熱が続く日数や全身の消耗度合いで判断します。 高熱が続く、呼吸が苦しい、意識状態がおかしいなど具合が悪いときは、早めに医療機関を受診します※。 迷うときは、無理に様子を見ず医療機関に相談してください。
体温がそれほど高くない場合でも、飲食が全くできないときや体のだるさが急速に悪化するときは受診が推奨されます。 無理をして出勤や登校を続けず、体調に異変を感じた段階で休息を取ることが回復への近道といえます。
抗インフルエンザ薬は発症から48時間以内の開始で効果が期待できる
抗インフルエンザ薬は発症から48時間以内の開始で効果が期待できるとされています※。 症状が出てから48時間以降に服用を始めた場合は、十分な効果は期待できないとされています※。 発症から48時間以内に内服を始めると、発熱する期間が通常1〜2日ほど短縮されると考えられています※。
服用時期による治療効果の違いについて、次のとおり整理しました。
| 服用開始の時期 | 期待される効果と理由 |
|---|---|
| 発症から48時間以内 | ・ウイルスの増殖を効果的に抑制できる ・発熱期間が通常1〜2日短縮する |
| 発症から48時間以降 | 服用による十分な治療効果は期待できない |
検査を行うかどうか、いつ行うかは、症状や経過をみて医師が判断します。 つらい症状があるときは、無理に時間を置かず医師へ相談してください。
薬を使うかどうかは医師が判断する
薬を使うかどうかは医師が判断するため、受診すれば誰もが抗インフルエンザ薬を処方されるとは限りません※。 年齢や持病、症状の重さなどを踏まえて、医師が使うかどうかを判断します。
小児や未成年者の治療においては、急に走り出すなどの異常行動が報告されている点にも注意を払う必要があります※。 重大な事故を未然に防ぐため、抗ウイルス薬による治療開始後少なくとも2日間は一人にしない配慮が呼びかけられています※。 症状に応じて、解熱鎮痛薬などでつらい症状を和らげることもあります。
薬の使用に関して不安や希望があるときは、診察時に医師へ相談して適切な処方方針を決めることが大切といえます。
受診前に予約方法と受付終了時刻を確認する
受診前に予約方法と受付終了時刻を確認することは、当日確実な診察を受け長時間の待機を防ぐために大切です。 発熱外来の予約方法や受付時間は、医療機関ごとに異なります。 受付終了の間際に来院すると、当日の診察が難しい場合もあります。
医療機関へ向かう前に確かめておきたい要点は次のとおりです。
- WEB予約システムや事前の電話連絡による受診予約が必要か
- 発熱外来の受付終了時刻が、通常の診療終了時刻より早く設定されていないか
- 健康保険証やマイナンバーカード、服用中のお薬手帳が準備できているか
体力の消耗を少しでも抑えるために、各クリニックの受付手順を事前に確認して行動することが大切といえます。
発熱外来の受付から診察までの流れ
発熱外来の受付から診察までの流れは、事前予約から問診、院内での検査や処方に至るまで感染拡大を防ぐ手順で統一されています。 東京都新型コロナ相談センターは令和6年3月31日をもって終了し、現在は身近な一般の医療機関で診療を行う通常の医療提供体制へ移行しています※。
医療機関ごとに受付方法や待機場所の運用が異なるため、受診手順をあらかじめ把握しておくことで体調不良時でも迷わず受診へ進めると考えられています。
WEB予約で「発熱外来」を選んで予約する
WEB予約で「発熱外来」を選んで予約する手順は、院内での二次感染を防止し、待ち時間を最小限に抑えるために導入されています。 一般の患者さんと動線を分けるため、クリニック側では待機場所の確保や換気といった受け入れ態勢を整える必要があります。 医療機関によっては、予約時に症状を入力する仕組みがあります。
予約時や受付で伝えられるよう、次の項目を整理しておくと安心です。
- 発熱が始まった具体的な日時と体温の推移
- のどの痛み、せき、鼻水、息苦しさなどの呼吸器症状
- 吐き気、下痢、強い倦怠感(けんたいかん:体のだるさ)などの全身症状
- 周囲における感染症の流行状況や濃厚接触の有無
- 治療中の持病(基礎疾患)や常用薬の有無
事前に詳しい体調を伝えておくことで、医師や看護師が重症度を素早く見極められるようになります。 対面での問診にかかる時間を短縮できれば、高熱でつらいときの体力消耗を防ぐことにつながるといえます。
来院時は不織布マスクを着用する
来院時は不織布マスクを着用することは、周囲への飛沫拡散を強力に防ぎ、医療従事者や他の受診者を守るための必須事項です。 発熱を引き起こすウイルスの多くは、咳やくしゃみなどの細かい水滴(飛沫)に乗って広がります。
来院時に実践したい感染対策の要点を、下表にまとめました。
| 対策項目 | 具体的な実践方法 |
|---|---|
| 正しい装着 | ・鼻からあご先まで隙間なく覆う ・ノーズワイヤーを鼻筋に沿わせて密着させる |
| 院内での配慮 | ・待合室や診察室でマスクを外さない ・鼻出しマスクやあごマスクの着用を避ける |
一人ひとりがマナーを遵守することが、すべての患者さんが安心して受診できる環境を守ることにつながると考えられています。
問診・診察のあと、医師の判断で検査を行う
問診・診察のあと、医師の判断で検査を行う工程は、発熱の原因を正しく見極めて最適な処置を決めるために欠かせない手順です。 発熱をもたらす病原体は多岐にわたり、初期症状のみで原因を特定することは困難とされています。 医師は診察室での問診やのどの状態、呼吸音の確認などを経て、必要な検査項目を医学的に判断します。
発熱外来で検討される主な迅速抗原検査を、以下のとおり整理しました。
- 新型コロナウイルス抗原検査(ウイルスの特徴的なタンパク質を検出)
- インフルエンザ抗原検査(A型・B型の判定)
- 溶連菌(ようれんきん)抗原検査(のどに白い膿が付く細菌感染を特定)
- アデノウイルス迅速検査(高熱や強いのどの痛みを起こすウイルスを特定)
どの検査を行うかは、症状や経過をもとに医師が判断します。
診察後は処方薬で症状を和らげ、水分補給と安静を
診察後は処方薬で症状を和らげ、水分補給と安静を徹底することが、身体の自然免疫を高めて早期回復を目指す基本となります。 処方される解熱鎮痛剤は、つらい症状を和らげるための薬です。 体力を維持するために薬を活用しながら、自宅で身体を休めることが治療の根幹と考えられています。
診察を終えて帰宅した後の過ごし方を、下記にまとめています。
- 脱水症の予防(常温の水や経口補水液を少量ずつこまめに摂取する)
- 胃腸への配慮(食欲がないときは無理をせず、おかゆやうどんなど消化の良いものを選ぶ)
- 睡眠環境の確保(発汗に応じた衣類の調整を行い、体力の消耗を最小限に抑える)
発熱時は汗から多量の水分と塩分が失われるため、食事をとれなくても水分の補給だけは優先して行う必要があります。 水分が全く取れない状態が続くときは、点滴などの処置が必要になるケースもあるため、医療機関への再相談を検討してください。
受診後の過ごし方と職場・学校への復帰の目安
受診後の過ごし方と職場・学校への復帰の目安は、無理な活動を避けて安静を保ち、周囲への二次感染を防ぐ行動を徹底することです。 発熱時は体力を大きく消耗するため、まずは自宅で横になって休息を取り、体の回復に専念する必要があります。
食欲がわかない場合でも、脱水症を防ぐためのこまめな水分補給だけは優先して行うことが大切と考えられています。 水分がまったく取れない状態が続くときは、脱水症状が悪化する恐れがあるため、医療機関への再相談を検討してください。
発熱がある間は人混みへの外出を控え、無理をして学校や職場へ向かわない配慮が求められます※。 咳やくしゃみが出る症状があるときは、飛沫の拡散を防ぐために不織布製マスクを着用することが大切といえます※。
自宅療養中に意識したい過ごし方の基本は以下のとおりです。
- 水分と塩分の補給(体液に近い経口補水液や薄めたスポーツドリンクを少しずつ飲む)
- 睡眠と安静の確保(解熱剤で一時的に体が軽くなっても無理に動かず横になる)
- 家庭内での感染対策(咳やくしゃみが出る間は同居する家族と部屋を分け、不織布マスクを付ける)
インフルエンザの出席停止期間は「発症後5日かつ解熱後2日」
インフルエンザの出席停止期間は、学校保健安全法施行規則で「発症後5日かつ解熱後2日」と法的に規定されています※。 発熱が始まった日を「0日目」として数えるため、どれほど早く熱が下がっても発症から5日間は登校できません。 インフルエンザウイルスは、発症前日から発症後3〜7日間にわたって体外へ排出される可能性があります※。 熱が下がっても体内に病原体が残っているため、周囲へうつさない期間として日数が設定されているといえます。
年代に応じた出席停止期間の基準を下表にまとめました。
| 対象区分 | 出席停止となる期間の基準 | 療養期間が定められている医学的な理由 |
|---|---|---|
| 児童・生徒 | 発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日 | 解熱後もウイルスを排出している恐れがあるため |
| 幼児 | 発症した後5日を経過し、かつ解熱した後3日 | 同上 |
大人の出勤の目安は、職場の規則に従います。 厚生労働省は、ウイルスが発症後3〜7日間排出されることがあるため、その間は外出を控えるよう呼びかけています※。 抗ウイルス薬の内服によって早期に解熱した場合でも、ウイルスの排出が直ちに止まるわけではありません。
解熱後に焦って職場へ復帰すると、体力が落ちている体に負担がかかり、体調を再び崩してしまう恐れがあります。 自身の体を十分に回復させるためにも、自己判断で出勤を早めず、決められた日数は療養に専念することが大切と考えられています。
新型コロナは発症後5日間の外出を控えるのが目安
新型コロナは、発症後5日間は外出を控えるのが目安と厚生労働省が示しています※。 5類感染症へ移行したことで法律に基づく外出自粛要請は撤廃され、外出を控えるかどうかは個人の判断に委ねられています※。 ただし、感染力がなくなったわけではないため、発症日を0日目として5日間は自宅療養を行うことが望ましいとされています※。
療養の経過と外出を判断するポイントを、次のとおり整理しました。
- 発症後3日間(感染性のウイルスの排出量が非常に多く、他人にうつすリスクが最も高い時期)※
- 5日目までの過ごし方(5日経過すると排出量が大きく減るため、この期間までは外出を控えるのが目安)※
- 5日目に症状が残る場合(解熱し、のどの痛みなどの症状が軽快して24時間程度が経過するまで様子を見る)※
体内に残ったウイルスは、発症後10日間が経過するまで排出される可能性があると報告されています※。 5日を過ぎて外出を再開する場合でも、10日目までは不織布マスクを着用して周囲に配慮することが大切です※。 特に高齢者や持病(心臓病や糖尿病など)のある重症化リスクの高い方との接触は、できる限り控える配慮が求められます※。
周囲への気配りを続けながら、体調の回復に合わせて段階的に普段の生活へ戻していくことが賢明といえます。
職場復帰に陰性証明書や治癒証明書は不要
職場復帰に陰性証明書や治癒証明書が不要であることは、厚生労働省の方針として公式に示されています※。 厚生労働省は、インフルエンザの職場復帰の際に改めて検査を受ける必要はなく、治癒証明書や陰性証明書の提出も不要としています※。
職場へ復帰する際に押さえておきたい要点を、以下のとおり整理しました。
推奨される療養期間を終え、日常生活を問題なく送れる程度まで体調が戻っていれば通常の勤務へ復帰できます。 復帰のタイミングについては自己判断だけで決めず、職場のルールに沿って上司や担当窓口へ連絡することが大切です。 発熱からの経過日数や現在の自覚症状を正確に伝え、無理のない形で業務を再開することが推奨されるといえます。
受診の準備と当院のご案内

受診の準備と当院のご案内は、診察時に病状を正確に把握し、速やかに適切な治療へつなげるための大切な手続きです。 東京都新型コロナ相談センターは令和6年3月31日をもって終了しました。 現在は広く一般的な医療機関で新型コロナウイルス感染症に対応する通常の医療体制となっています※。
制度の移行に伴い、発熱時の受診先選びや事前準備の重要性が増しているといえます。 高熱で思考力が低下している状態でも、要点を整理しておくことで円滑な診療につながると考えられています。
体温の経過と症状、服用中の薬をメモしておく
体温の経過と症状、服用中の薬をメモしておくことは、診察時の負担を減らし、迅速な診断と適切な処方につなげる有効な手段です。 発熱時は悪寒や強い倦怠感によって、これまでの経過を順序立てて医師へ説明することが難しくなります。
発熱の推移や症状が現れた順番は、病原体の種類を特定するうえで重要な判断材料とされています。常用薬やお薬手帳を持参することは、薬の重複投与や危険な相互作用を防ぐためにも欠かせない配慮といえます。
受診前に整理しておきたい確認項目を、下表にまとめました。
| 確認項目 | 具体的な記録内容 | 医師が確認する医学的な理由 |
|---|---|---|
| 発熱の推移 | ・発熱が始まった具体的な日時 ・測定ごとの体温変化の推移 |
・感染の進行段階を把握するため ・検査に適した時期を判断するため |
| 伴う症状 | ・のどの痛み、咳、鼻水、息苦しさ ・下痢、腹痛、吐き気、発疹の有無 |
・感染部位や原因を推測するため ・重症化や合併症の兆候を見極めるため |
| 周囲の状況 | ・家族や職場の感染状況 ・直近における海外渡航歴の有無 |
・流行中の感染症との関連を調べるため ・二次感染の拡大防止に配慮するため |
| 服用中の薬 | ・常用薬の名前やお薬手帳の持参 ・直前に飲んだ市販の解熱鎮痛薬 |
・処方薬との危険な飲み合わせを防ぐため ・解熱薬による症状の一時的な隠蔽を把握するため |
事前に要点を控えておくことで、診察室での負担を抑えながらスムーズに問診を終えられます。 持病やアレルギー歴がある場合も共有しておくと、ご自身の状態に適した安心できる治療方針を決定できる可能性が高まります。
クリニックファーストエイドの発熱外来と診療時間
クリニックファーストエイドの発熱外来と診療時間は、体調不良時に無理なく受診できるよう、通いやすさに配慮して設定されています。 当院はJR神田駅から徒歩0分で、休診日はありません。 ご予約はWEB予約・電話・公式LINEで承っています。 WEB予約の際は、メニューから「発熱外来」をお選びください。 お子さまの発熱は、小児外来で受け付けています。
当院の診療スケジュールと受付時間を、次のとおり整理しました。
| 診療日 | 診療時間 | 受付締切 |
|---|---|---|
| 平日 | 9:30〜14:30 / 16:00〜21:00 | 診療終了の15分前まで |
| 土日祝 | 9:00〜13:00 / 14:00〜18:00 | 診療終了の15分前まで |
平日は夜21時まで、土日祝日も夕方まで診療を行い、お仕事帰りや休日の急な体調不良でも柔軟な受診が可能です。 発熱外来では、インフルエンザ抗原検査、溶連菌検査、アデノウイルス検査、結核検査、百日咳の検査に対応しています。 新型コロナなどが疑われる場合は、抗原検査を行うこともあります。
治療は、処方薬で症状を抑えながら水分補給と安静を基本とし、高熱が続く場合や細菌感染を合併している場合は抗生剤を使用することがあります。
まとめ
大人が発熱した際は全身を幅広く診察できる内科や発熱外来へ、子どもの場合は小児科を受診することが基本です。 当院では、小児外来でお子さまの発熱も受け付けています。
受診の前に、予約方法と受付終了時刻を確認しておきましょう。受診後は処方薬を活用しながらこまめに水分を補給し、決められた療養期間は自宅で安静に過ごすことが回復への近道といえます。
高熱が続く場合や強い息苦しさなどがあるときは無理をせず、お近くの医療機関や専門窓口へ早めにご相談ください。
