花粉症|クリニックファーストエイド

花粉症
花粉症

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花粉症とは

花粉症とは

スギやヒノキなど、植物の花粉が原因で起こるアレルギー症状を花粉症と言います。日本人の4人に1人が罹患していると言われ、発症する子供も増えてきています。

鼻水・鼻づまり・くしゃみの3大症状に加え、身体のだるさや集中力の低下、鼻が詰まってよく眠れないなどの悩みを抱える方も少なくありません。症状が出る前からの服薬で症状の軽減や効果の持続がはかれるため、シーズン前の早めの治療がポイントです。花粉症でお困りなら当院へご相談ください。

花粉症の原因

花粉症の約70%以上がスギによって起こると考えられています。これは日本国内の森林面積と深く関わっており、関東や東海地方はスギ、関西はスギに加えヒノキも多く植えられているため、影響が大きいようです。一方で、スギやヒノキが少ない北海道ではシラカンバによる花粉症が多いと言われています。

花粉の飛散時期

  • スギ:1月から飛び始め、ピークは3月。5月まで飛散する
  • ヒノキ:スギよりも少し遅れて飛び始め、ピークは4月。6月まで飛散する
  • シラカンバ:北海道に多く、5~6月がピーク
  • ハンノキ:1~4月に飛散。森や湖などの湿地に多い
  • イネ:量は少ないものの、ほぼ1年を通して飛散
  • ブタクサ:8~9月に飛散。東北より北には少ない
  • ヨモギ:9~10月に飛散。日本全域に分布している
  • カナムグラ:8~10月に飛散。特に関東地方に多い

花粉症の症状

  • サラサラした鼻水
  • 繰り返すくしゃみ
  • 鼻づまり
  • 目のかゆみ
  • 目の充血
  • 涙目
  • 喉のかゆみ
  • 皮膚のかゆみ
  • 頭痛
  • だるさ
  • 熱っぽい感じ
  • イライラする
  • 集中力の低下
  • 喉や顔、首のかゆみ など

花粉症と風邪の症状の違い

花粉症 風邪
くしゃみ 何度も続けて出る よく出るが、連続しない
鼻水 透明でサラサラ 粘りがあり黄色っぽい
鼻づまり 数日間 長期になることが多い
充血やかゆみ ほとんどない
ほとんど出ない 微熱が出ることがある
身体のだるさ 悪化すると出ることがある ある
症状の出方 朝方に強い症状が出る
天気の影響を受ける
1日を通して
ほとんど変化はない

花粉症の検査

血液検査(MAST36)で、花粉症をはじめ、食物アレルギー、ダニやハウスダスト、犬、猫など、合計36項目を一度に調べることができます。ただし、3年ほどで体質が変化するため、以前に検査を受けて問題なかった方も、気になる症状があれば再度検査を受けることをおすすめします。

花粉症の治療

薬物療法

アレルギー反応を引き起こすヒスタミンの働きを抑える薬を服薬します。眠気や倦怠感、口の渇き、便秘などの副作用が見られることがあります。

舌下免疫療法

スギ花粉とダニに対して、根本的な解決を目指す治療です。アレルギー体質自体が改善することもあり、花粉症以外のアレルギーで悩んでいる方にもおすすめしています。